交換時期:タイヤのスリップサインが出たタイミングかその前に深いひび割れが発生した時!
選び方:純正と同サイズでどのメーカーかはお好みで良いですが、性能面は同等をオススメします。
価格:タイヤはサイズと性能で7000円ぐらいの外国製の軽用から国産の20、30万円もするスポーツカー用と様々な種類がある為、拘りがなければ純正と同サイズ、同性能で決めれば間違いがありません。
★スリップサインって?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、道路と接触している面に3,4本の溝が有り、全部の溝の数か所にスリップサインと呼ばれる溝内に膨らみがあります。
新品タイヤの溝の深さはメーカーや種類にもよりますが約8mm程度有り、走行距離が増えると共にタイヤは削れいずれスリップサインと呼ばれる膨らみは1.6mm飛び出しています
。3、4本ある溝の1つの溝からスリップサインが出るまですり減ったらすぐに交換をオススメします。その判断ができるように全メーカーが加工しているお知らせになります。
タイヤのスリップサインが出たらどうなるか・・・新品時より溝が半分になっただけでもブレーキを踏んでから実際車が止まるまでの距離(制動距離)が長くなります(いわゆる止まるまでに時間と距離がかかる状態)。
スリップサインが出るまですり減っているとその本来の性能は著しく低下して、自動車学校で一度は習ったはずのハイドロプレーニング現象(雨の日に高速走行時にタイヤが浮いてしまいコントロールが出来なくなる状態の事)が起こりやすくなり大変危険です。
自分の車を他人の家や物にぶつけたり、最悪人をはねる可能性だって考えられます。車のメンテンスで一番重要はオイルと以前の記事で説明しましたが、車の性能維持の観点ではタイヤが一番重要になってきます。
そのため軽んじて考えないで下さい。思い通りに止まったり、曲がったり出来ているのはすべてタイヤの性能に関わる事です。
★もう1つの交換時期のひび割れとは、1年に2,3千km走行程度であまり長距離を乗らない方はスリップサインが出るよりも先にひび割れが酷くなって交換時期を迎えます。
道路との設置面とタイヤ側面のつなぎ目ぐらいのところに全周ひびが入ってきます。それがあまり深くなると中の空気が漏れたり、段差を乗り越えた際にパンクをしたりしてとても危険です。急にハンドルが取られたりします。(パンクした側にハンドルがもっていかれます)
上記に書いたようにタイヤはくるまを運転する上で最も重要な部品である事を少しは感じて頂けましたでしょうか?早めに交換するのに越したことはありませんが、誰でもそんなにくるまにお金がかけられるわけではないので、最低安全が確保できなくなるまで使ったらキッパリと交換に踏み切って下さい。
ご自身の為であり、他人を不幸ししないためでもあります。任意保険をかけていても万能ではありません。そこは潔く時期がくれば交換と腹をくくって乗ってほしいものです。
交換するときは、途中前後の入れ替え(タイヤローテーションと言います)を12か月法定点検や車検のタイミングでオススメされた通りに行って下さい。これによりタイヤの使える寿命が延びます。
入れ替えながらスリップサインが出たり、ひびが酷くなったら4本一緒に交換をオススメします。なぜなら前のみとか後ろのみだとくるま全体としての動作のバランスが悪くなるからです。4本ほど同じぐらいに減るように入れ替えをしその後全部一気に交換します。
明らかに直前より新品が良く止まることと走行音が静かになったことは体感ができるほどです。(人によってはさっぱりの場合も有りますが・・・勘違いではなく各段良くなっています)ちなみに燃費もよくなります(^O^)/。
用品店(オートバックスやイエローハット、ジェームス等)では各メーカー色々展示や専門担当者がいてわかりやすく説明してもらえます。店によっては多少違いがあるので興味がある方はその視点で店選びをするのも有り!
タイヤ代の5%ぐらいの掛け金で保障加入後、例として180日以内に1本でもパンクをすれば4本が新品と交換してもらえる保障もあります。
他にも、とにかく走れば良いから消耗品としてとにかく安くであれば、韓国、中国製は破格値です。1/5~1/3程度の金額で購入が可能、金額だけみれば魅力的。
個人的にはあまりオススメしません(品質のばらつきやタイヤ本来の性能が低い)が使い方や考え方によっては選択肢の1つになります。
あと中古でも販売しています。注目は国産の高級なタイヤがお手頃価格になっている事もあります。まだまだ使える国産タイヤがお手頃で交換まで依頼できる店も有り。どこの県でもまずあるはずです。